感情について8枚のスライドでまとめてみたら
人間は理屈だけで生きている訳ではなく、感情にも左右されます。今回は、感情について私なりにまとめてみました。
感情にはプラスマイナスと強弱があり、プラスを好き、マイナスを嫌い、弱まることを冷静と呼ぶことにします。今回は、主に感情が強い時を中心に話します。つまり、冷静に考えて行動できる人ほど当てはまらないことが多いかもしれません。
連合の原理は、好きなものに近いものほど好きに、嫌いなものに近いものほど嫌いになるというものです。なんでもかんでも好きになり、相手と自分の境がわからなくなると自分を見失いやすくなるので、自分と他人は違うことを自覚し、自分を強く持つことも必要ですね。ただ、嫌いなものばかりだとどんどん嫌いなものが増えて不満ばかりの人間になりやすいので、好きなものが多い方が生きやすいと思いますし、生きてて楽しくない人は色んなものに興味を持ったり、もっと人を好きになる努力をしたりするといいかもしれませんね。
報酬予測は、要するに期待のことです。この期待からのずれ、すなわち報酬予測誤差が、プラスの時を楽しい、マイナスの時を寂しいと呼ぶことにします。誤差が少ない方が、自分の思い通りに事が運んでいることになり、自分に自信を持ちやすくなるので、謙虚に学んで誤差を減らした方が生きやすくなると思います。
希少性の原理は、希少なものほど価値が高くなるというもので、例えば地球上にたくさんある鉄よりも、あまりない金の方が比較的高価であるようなことです。周りと比べて変わっているほど、周りに合わせることが大変で、ストレスも多くなりやすいでしょうが、変わっているということは希少価値であるとも言えるので、それで周囲から認めてもらえるといいですね。
相互性の原理は、自分がしたことは相手からもされるというものですが、これは自分と相手が違う存在だと思うほど成り立たなくなり、例えば、上下関係がある状況で周りの目がないといじめが生じやすいです。上下関係があれば、相手と自分は違うという意識があるために報復されることを考えづらく、むしろ思い通りにできた方が自分は自信を持ちやすいので、周りの目が気にならなければ自然といじめが発生しやすいです。
自己肯定感があった方が生きやすいとは思いますが、そのためには無条件で自分のことを認めてくれるような存在がいた方がいいです。もちろん、他人の評価だけでなく自分の評価も必要ですが、自分の評価も自分に期待しないほど上がりやすいです。これは、自分のできないことに対して卑屈になることではなく、できないことを基準とすればできる自分を肯定できるという話です。例えば「生きてるだけで偉い」など、自分も自分のことを無条件で認められた方が生きやすいでしょう。
自己肯定感を守るために、逃避、合理化、代償などの防衛機制というものがあります。例えば友達と喧嘩別れした場合は、逃避ならその友達を忘れようとしたり、合理化なら無理に仲良くしてもどうせ長続きしないと割り切ったり、代償なら他の友達に慰めてもらったりなど、色んな防衛機制の仕方があります。
感情が強いタイプと弱いタイプで行動原理が異なるので、それぞれを攻撃型と防御型と呼び分けることにします。攻撃型は失敗を気にせずに成功を追い求めた方が上手くいき、防御型は失敗を見つめ直してそこから学んでいった方が上手くいく傾向にあります。
今回は、感情についてまとめてみました。冷静な人には当てはまらないことが多かったかもしれませんが、人間は感情によって生きている部分が大きいので、ちゃんと把握できると生きやすそうですね。私は感情について学んでみて、人間らしいとはどういうことなのかを見つめ直すいい機会になりました。
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