心の鍛え方

 身体を鍛えるよりも心を鍛える方が、目で見えにくいために難しい部分があります。今回は、学問的な内容ではありませんが、心の鍛え方について身体の鍛え方からの類推で考えてみます。


 まず、身体の鍛え方についてですが、筋肉を鍛える上で重要なのは、まず身体に負荷をかけること、次に栄養をとること、最後に休むことです。まず、身体に負荷をかける、つまり運動をすることによって、適度に身体を壊す必要があります。次に、これを直すために筋肉の材料である栄養をとる必要があります。最後に、この栄養を使って身体の壊れた部分を修復する、つまり休む必要があります。ここで、修復する前よりも修復した後の方が筋肉が鍛えられています。こうして筋肉は鍛えられるわけですね。これからの類推で心の鍛え方について考えていきます。


 まず、心の負荷のかけ方についてです。つまり、適度に心を傷つける必要がある訳ですが、このためには新しいことに挑戦し続ける必要があります。怖く感じるのは、ざっくり言えば知らないことや分からないことに対してです。無理のない範囲で新しいことに挑戦し続けることで、密度の濃い人生を送ることができます。


 次に、心の栄養についてです。新しいことに挑戦して得たものを把握して、自分のものにしましょう。もちろん好き嫌いがあるので、自分の好きなものが一番の栄養になります。誰かと話すのもいいかもしれません。他人に理解され認められた方が、自分を理解して認めることに繋がりやすいです。無理せず、昨日以上に好きな自分を目指していきましょう。


 最後に、心の休養についてです。ここで大事なのが、何もしないということです。身体を使った後は身体を休めますよね。ずっと身体を動かし続けたらいつか壊れてしまいます。とにかく何も考えずにぼーっとしましょう。新しいことに挑戦して得たものが自分の心に馴染んで、それが自分の一部になるはずです。


 まとめになりますが、とにかく無理をしないようにしましょう。心の負荷が重すぎた場合は、誰かに吐き出すなりして傷が癒えるのを待ちましょう。楽しいからといって心がボロボロになるまで続けずに、疲れたら途中でやめましょう。適度に脳を休めてリラックスできるといいですね。

ポップラーン

数学や物理の「8枚のスライドでまとめてみたら」シリーズを更新しています。少しでも学ぶことの楽しさを伝えられたらと思います。上の方に記事のまとめがあります。

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