時制

 時制とは、過去、現在、未来などの表し方のことを言います。英語の時制を解説していきましょう。


 普段の出来事の言い方は、

I play the guitar. (I:私は play the guitar:ギターを弾く)

です。日頃からギターを弾いていて、それが習慣になっている時に使います。


 過去の出来事の言い方は、

I played the guitar yesterday. (I:私は played the guitar yesterday:昨日ギターを弾いた)

です。過去にした、という時に使います。playにedがついています。


 未来の出来事の言い方は、

I will play the guitar tonight. (I:私は play the guitar tonight:今夜ギターを弾く)

です。助動詞は気持ちを表すので、基本的に未来の話に使います。willはその中でも「意志」、つまり単なる強い気持ちだけを表すので、未来の話は基本的にwillを使います。他の助動詞よりも余計な意味がなくてよく使われます。


 その時点での出来事の言い方は、

I'm playing the guitar. (I:私は playing the guitar:ギターを弾いている)

I was playing the guitar then. (I:私は playing the guitar then:その時ギターを弾いていた)

I will be playing the guitar at this time tomorrow. (I:私は playing the guitar at this time tomorrow:明日の今ごろはギターを弾いている)

です。習慣ではなく、実際その時にしている、という場合に使います。playにingがついています。


 その時点より過去の出来事を既にしたという言い方は、

I have played the guitar many times. (I:私は played the guitar many times:何度もギターを弾いた)
「何度もギターを弾いたことがあります。」

I had played the guitar before I was five years old. (I:私は played the guitar:ギターを弾いた five years old:5才)
「5歳より前にギターを弾いたことがあった。」

I will have played the guitar before I was twelve years old. (I:私は played the guitar:ギターを弾いた twelve years old:20才)
「20才より前にギターを弾く。」

I have been playing the guitar. (I:私は playing the guitar:ギターを弾いている)
「ギターを弾いていた。」

I had been playing the guitar when you came. (I:私は playing the guitar:ギターを弾いている you:君が came:来た)
「君が来るまでギターを弾いていた。」


I will have been playing the guitar when you come. (I:私は playing the guitar:ギターを弾いている you:君が come:来る)

「君が来るまでギターを弾いているよ。」


です。haveは「持つ」、hadは「持っていた」、beforeは「その時より前に」、whenは「その時に」という意味があります。haveとhadの使い方を見ていきましょう。haveは「持っている」という意味ですが、今の場合持っているのは、そういうことをしていたという「経験」です。経験は、話しているときよりも前の話なので、何かを「していた」という意味になります。hadは「持っていた」なので、その時点よりも更に前に何かを「していた」という経験があることになります。



 「実際している」という場合はingを付け、「その時には既にしていた」という場合はhaveを付け足す、という話でした。時制が分かるようになった私は、普段の話だけでなく、過去の話や未来の話もできるようになり、英文を書くのが少し楽しくなりました。

ポップラーン

数学や物理の「8枚のスライドでまとめてみたら」シリーズを更新しています。少しでも学ぶことの楽しさを伝えられたらと思います。上の方に記事のまとめがあります。

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