助動詞

 助動詞とは、気持ちを表す時に文に付け足すもののことで、よく使うものにwill、shall、can、may、mustがあります。それぞれについて解説していきましょう。



 willは「意志」を表します。必ずやるぞ、という意気込みのようなものです。例えば、


I will win. (I:私は win:勝つ)


は、「俺は絶対勝つぞ」という強い意味になります。



 shallは「運命」を表します。そういうものだ、そうあるべきだ、という押し付けのようなものです。例えば、


I shall be late for school. (I:私は late for school:学校に遅れる)


は、「このままじゃ学校に遅れてしまう」という、逆らえない運命に対する諦めの気持ちになります。



 canは「知」を表します。そういう状況を知っている、想像できる、という意味になります。例えば、


You can do it. (You:あなたは do it:それをする)


は、「僕は君がそれをできると知っている」や「君がそれをしているところが想像できる」という意味になりますが、簡単に言うと「君ならできる」という意味になります。



 mayは「力」を表します。想像できるかどうかは別にして、そういうことが不可能ではない、可能だ、そういう力を持っている、という意味になります。例えば、


It may be true. 「It:それは true:本当」


は、「それは本当かもしれない」という、否定しきれない気持ちを表します。「ありえない話ではない」という意味です。



 mustは「立場」を表します。そういう立場にある、そうしなければならない、という使命感のようなものです。絶対そうだ、という強い意味です。例えば、


I must go on a diet. (I:私は go on a diet:ダイエットする)


は、「ダイエットしなきゃいけない」というという意味になります。太っている私はやせなきゃいけない立場にあるという気持ちを表しています。



 助動詞は人の気持ちを表しているので、基本的に未来の話をすることが多いです。事実について冷静に話す時よりも、未来がああだろうな、こうだろうな、と言っている時の方が気持ちが乗りやすいですよね。

 私は、助動詞が使えるようになって、自分の気持ちを伝えられるようになったので、少し英語が好きになりました。

ポップラーン

数学や物理の「8枚のスライドでまとめてみたら」シリーズを更新しています。少しでも学ぶことの楽しさを伝えられたらと思います。上の方に記事のまとめがあります。

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