物質中のマクスウェル方程式

 電磁気について考える際に、私たちは真空中で考えるだけではなく、何も無いように見えてもそこには空気があるように、物質中で考えることも重要です。ここでは、物質中での電磁気学について見ていきましょう。

 物質中では分極や磁化が生じてもよいので、その効果を線形近似し、誘電率や透磁率などにまとめると見通しが良くなります。誘電率の行列によってDとEの向きが変わる場合には、光に対しては複屈折や旋光などが起こります。複屈折はその物質を通して見る景色が二重に見えるような効果で、旋光は光を回転させる効果のことです。光は目に見えるので、物質中の電磁気学を勉強すると、勉強した内容が日常生活と結びつきやすくて、そういうところが私には楽しめました。

ポップラーン

数学や物理の「8枚のスライドでまとめてみたら」シリーズを更新しています。少しでも学ぶことの楽しさを伝えられたらと思います。上の方に記事のまとめがあります。

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