　まず、理解について話します。理解の成長に関して、ここでは全体像の理解と細部の理解に分けます。全体像の理解はいわゆる本質の理解であり、この本質がわかっているほど、これをもとに時間はかかりますが色んなことを考えることができます。一方、細部の理解はいわゆる実践的な知識であり、この実践的な知識は特殊な場合しか使えませんが、深く考えなくても素早く使うことができます。

　次に、行動について話します。わかっていても人間は基本的にミスをします。行動の成長に関して、ここではミスをリカバリーできるようになることと、ミスを減らすことに分けます。本質的な理解をしていると、ミスをしても時間をかければ考えてリカバリーしやすくなります。一方、細かい知識がちゃんと入っていると、特殊な場合に素早く対応しやすくなるのでミスが減りやすくなります。

　という訳で、今回は成長について話しました。成長できていなかったり、能力がないのに無理に背伸びをすると劣等感を感じてしまいます。劣等感をバネにし、それを克服して成長できたらいいのですが、人によって個性が違うので、頑張っても克服が難しい劣等感もあります。場合によっては無理をせず、ありのままの自分を受け入れることも必要ですね。

2020.02