連鎖の繋げ方

 ぷよぷよにおいて、平らに連鎖を組むことは重要です。ここで、真ん中が高くなってしまうと端を埋めるのが大変になるので、端を高く使うことを特に意識する必要があります。今回は連鎖の繋げ方について、基本的な考え方を話します。


 まずは1連鎖の仕方についてまとめます。


 アルファベットはぷよの形や英単語の頭文字Z(Zero)、S(Single)、D(Double)、T(Triple)、R(Reverse)、A(As it is)、C(Close)、N(Near)、O(Oblique)、W(Wide)、H(High)、F(Flat)、E(Empty)、B(Bottom-up) から割り振り、ギリシャ文字はアルファベットに合わせて割り振りました。次は、底上げぷよともぐるぷよが同じものを繋ぐような繋げ方について考えます。

 2連鎖についてまとめて、それぞれ折り返しっぽいものに↓を、横に進みやすそうなものに→を、連鎖尾っぽいものに↑を割り振りました。これをもとに、「端を高く」「もぐり込み」「雪崩」「連結」「多重」の5つを意識すると連鎖を組みやすいと思います。例として、底上げぷよがSの、RからLへ繋げる折り返しについて考えてみます。

●端を高く

 そのまま高さ2マスのままで横に繋いだ(→)のが図の左です。そして、右側の連鎖尾のところで高さ3マスにして高く繋いだのが真ん中と右の図になります。


●もぐり込み

 端にぷよをもぐり込ませておき、同じ色のぷよを上に置いて回収することで、端を高く、平らにすることができます。

●雪崩

 端まで高さ2マスのまま(→)繋げたとしても、段差があれば上に消えるようにぷよを置き、端を高くすることができます。これを雪崩と呼びます。雪崩はたくさん乗せることもできます。

 雪崩の下にぷよをもぐらせることもでき、これを特に鶴亀と呼びます。鶴亀は、下が消えないような置き方をしてしまった時にも上から消すようにできるので、特に連鎖のリカバリーの際に重要な技術です。

●連結

 平らにするために連結を足すこともあります。図では最後に消える黄色を5連結にして土台を平らにしました。連結して平らにすると土台上部を組みやすくなります。例えば、連鎖尾側を平らにしておけば、左から2番目の図のように連鎖尾の上にTの形(横3)を敷くことができます。Tの形は右側のどこにキーぷよを置いても繋がるので(受けが広いと言います)、折り返しの形に困ったらとりあえずTの形(横3)を敷くと折り返しやすいです。という訳で、平らな地形を利用して、土台上部に右から左へと繋がる別の連鎖を組んだと仮定します。その上にキーぷよを乗せれば土台まで連鎖は繋がります。同じ要領で、更に別の連鎖を乗せてもっと連鎖を繋げることもできます。

●多重

 連鎖尾側が高くなってしまった時、折り返し側もそれに合わせて高くした方が組みやすいことが多いです。(逆に折り返し側が高い場合は、雪崩等を使って連鎖尾側を高くすることができます。)例えば、図のように3連結を折り返し側に敷き詰めることで折り返し側を高くすることができます。このように折り返しの上を高くする考え方を多重と言います。

 左図のように、キーぷよを使う感覚でも、多重を作ることができます。もう1つ上のキーぷよを使って、更に発火点高くしたのが左から2番目の図です。残りの図も多重の説明ですが、先程連結を足して折り返しを平らにしたやり方の逆で、連結を減らすことでも地形を平らにできることを説明しています。その場合、キーぷよはもう1個多く必要になります。


 今回は、連鎖の繋げ方について見てきました。連鎖の繋げ方がわかり、私は一気にぷよぷよが楽しくなりました。これからも、端を上手く使えるように意識して、楽しく連鎖を組めたらと思っています。



ポップラーン

数学や物理の「8枚のスライドでまとめてみたら」シリーズを更新しています。少しでも学ぶことの楽しさを伝えられたらと思います。上の方に記事のまとめがあります。

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